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組織概要

「ネットひょうご」のスタートに際して

会長 溝邊和成(兵庫教育大学)

2013年6月に日本生活科・総合的学習教育学会の全国大会が兵庫の地で行われたことがきっかけとなり、2014年3月には、同学会の兵庫県支部を兼ねた生活科・総合的学習の研究会「ネットひょうご」が立ち上がりました。1991年に埼玉の地で行われた第1回全国大会から20余年の年月を経ての結成となりました。これまで様々な形でご尽力いただいた皆様には、心より厚く御礼申し上げます。

さて、最近では「新しい社会を創造する学びと生活・総合の役割」が注目され、次期学習指導要領改訂の方向性が議論されています。第2期教育振興基本計画(答申)(中央教育審議会,2013)は「教育における多様性の尊重」を基本理念として成熟社会に適合し知識を基盤とした「自立、協働、創造」モデルとしての「生涯学習社会」をつくり上げることを掲げています。そして、「社会を生き抜く力の養成」「未来への飛躍を実現する人材の養成」「学びのセーフティネットの構築」「絆づくりと活力あるコミュニティの形成」を目標としています。それに向かう「知識基盤社会」も、あらゆる分野で新しい知識・情報・技術の開発・創造・刷新が活発化し、シームレス社会の拡大化が増すことでしょう。

このように特徴付けられる社会を強調して「知識創造社会」と称すれば、そこでは、さまざまな生命の互恵的関係が成立する知識創造がなされなくてはならないと考えます。そして、そのような知識創造社会で求められる力は、個人が満足する問題解決や課題探究ではなく、協同的に働きかけ、自らの個性を提供しつつ、互恵的な判断のもとに取り組む力といえそうです。21世紀中庸に求められる「互恵的協働解決力」とでも表現できそうなこのような力は、生活科や総合的な学習という学びの場が中核となり、大いに育まれるものと期待しております。

今年度スタートを切った「ネットひょうご」の主たるねらいも、上記のような今日的課題に対する実践的・実証的研究を志向しています。加えて、歴史的考察や諸外国との比較的考察等も含む幅広い研究を進め、県内の実践の普及を中心に国内外にも寄与しようと考えています。そのため、研究者・実践者の別を問わず、また校種の別を問わず、会員相互の親睦を深めつつ、情報交換や研究発表、講演・研修を中心とした会合など様々な形式の取り組みを予定しております。さらに県内のご関心のある方々のリクエストに応えていく所存です。

これからの「ネットひょうご」への期待とともに、皆様のご支援とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

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